▼菊地弘?八月二七日肺がんの為死去。彼の姉よりの葉書で知った。昨年秋から体調不良だった。仲間で原市長選挙慰労会を荒池でやった時連絡したら自転車できた。一時退院中だったが、抗がん剤で毛が抜け、帽子をかぶっていた。その時が見かけたのが最後。冥福を祈る。
▼十一月二十二日『朝河貫一博士顕彰協会、会長古川清63 期』主催「入来文書・出版記念講演並びにパーティ」が開催される。入来文書とは鹿児島県入来町に残る古文書を整理して英文にて昭和四年に朝河貫一が出版した。今回、朝河の「Document of Iriki」を矢吹晋70 期横浜市立大名誉教授が翻訳した。「まぁ、朝河貫一を顕彰するそのシンボル＝お神輿の様なものです」と矢吹は言う。
▼私も安積の生んだ大先輩の朝河をあまりにも知らなすぎると恥じ入り勉強した。朝河学入門、格好の本は阿部善雄50 期著『最後の「日本人」‐朝河貫一の生涯‐』を市立図書館から借りっぱなし二ヶ月、いまだ手元におき、のめりこんでいる。
▼最近こそ文部省ではＪＥＴプログラムと称しネイティブの青年を学校に配置英語に触れさせている。しかし朝河在学当時（1889 年）の安積中学は進んでいた。英人教師ハリファックスが居た。彼も世話になっただろう。その英人教師の雇用打切りの動きに、一九歳の少年朝河は福島県議会に建白書を送付している。その中身は英人教師活用と国際化に進むの日本に生きた英語の必要を説いている。百年以上も以前に！
▼朝河がコネチカット州、イエール大の講師として教壇に立ったのは1907年三十四歳であった。同大では2007 年に百周年を記念してキャンパス内に「朝河記念平和庭園」を完成させる予定という。アメリカでのアサカワの方が有名なのか！阿部善雄、古川清、矢吹晋、皆博士の偉大さの割にその名声がローカルなのに業を煮やしていたに違いない。本来朝河顕彰協会は安積桑野会が全面的に支えるべきでは無いのか。県知事さん！彼の名を日本中に知らしめる為、福島空港はDr Asakawa airport と改名して下さい。二十二日の朝河顕彰会出席案内は佐藤利栄?福島県信へ。
▼佐久間惣一?ホンダプリモ福島中央、突然の死去。筆が進まず詳細は後ほど・・。佐久間の葬儀の折、兵庫在住の息子とその妻に会った。嫁『私、個展を開くのです。是非来てください』本来なら佐久間が案内状を持って友人を誘うところだろう。詳細を以下に記す。「濱坂幸代 和紙のあかり展」十一月二十三日〜翌月四日ギャラリー観にて。義父惣一に替わりに同期生諸氏、訪ねて欲しい。
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