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「三谷幸喜のありふれた生活」の向こうを張って「きらくや社長の月並みな生活」を初めました。2008年1月からきらくに思いつきで始めました。どうぞご笑覧下さい。

第96 号 安積歴史博物館の実態を理解しよう。

▼佐久間崇之69 安積桑野会会長の小間使いとして副幹事長となった。そこで知った事は桑野会が安積歴史博物館を背負ってお金に困っていると言う事実である。

▼昭和六三年、当時の安歴博安藤貞重37 理事長今泉正顕56館長は主だった各期の卒業生に毎年一万円を負担願う運営委員を募集した。その後委員の補充はあまりなく間違いなく毎年しっかり一万円を納めて下さる奇特な方も高年齢化と共に少なくなり(平成一七年末現在運営委員二二八名、納付者一二一名)、更に財団の基金である五千万円にも手を付ける事は許されないが世は低金利時代でその基金の利息は殆ど無く運営に行き詰まってきた。

▼安高の新入生は入学と共に同窓会入りし新入会員として寄付を納め一息つく。が根本的に博物館として運営しようとする発想が無いから、観覧収入はわずか六十万円これでは何ともならぬ。

▼旭川の旭山動物園は優良運営事例でとても有名だが、安歴博も同様に博物館としての収入増の工夫をし、イベントや講演会に講堂を使って頂き観覧収入を上げる。博物館グッツを作って販売すると言う方法も有るだろう。しかしだれがやるのかで止まっている。卒業生から愛校精神あふれるボランティアを公募して運営すれば良いと思うのだが。

▼二月四日は七五期同期会、恩師四名と六十二名が参集、私は会話を楽しむ余裕も無く同期生から歴史博物館の寄付を一万円づつお願い。一七人ほど頂き赤字をちょっと補填。感謝。

▼十八年前から始まった毎年一万円の運営委員制度は若い世代には広まらず七七期以降の納付者はわずか九名、私は安歴博の収支の現況を知って頂くだけでも良いかと、知合いの下級生に声を掛けお願いしている。

▼三月一日安積高校は全学年が共学になり初めての卒業式。会長命令で出席してみた。在校生来賓が待つ中、五十嵐良枝指揮、吹奏楽部演奏ニュルンベルグのマイスタージンガーの中、卒業生がおごそかに入場。男子は学生服、背広。女子は袴姿スーツ、カラフルである。

▼格調高い廣瀬渉校長の式辞。生徒は行儀良く私語一つ無い。たまたま四年前まで校長であった梅田秀男73が隣席で『私は女子入学後の一年目まで居たが、男子校安積には破天荒な輩が結構居たが、女子の目を意識するのか、男は皆大人しくなった』と驚いていた。

▼卒業祝賀会にも出席。再び校長廣瀬渉『OBは当然として、卒業生以外の教師も、父母も皆、安積が大好きなんです!』と絶叫した。私も涙目でウルウルしながら佐久間会長の『出席して見ろ』の意味を理解した。

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