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「三谷幸喜のありふれた生活」の向こうを張って「きらくや社長の月並みな生活」を初めました。2008年1月からきらくに思いつきで始めました。どうぞご笑覧下さい。

きらくばなし「15号」==きらくやの貸切風呂==

▼当きらくやには4階に貸切風呂があるカップルや家族ばかりの利用が多く、当初利用して頂きたいと思っていた目的をすっかり忘れ
ていた。

▼一月末に私の父は頚椎すべり症で突然手足が利かなくなり、入院した。九十才を過ぎて居るので病院で良く調べて頂いた上、本人の強い希望もあり手術した

▼年配者の寝たきりは筋肉の衰えもあり、その後回復しても起きられない事も多いと聞いていた。しかし生きる事への執念が強い父は「歩けなければ寝たきりになる」との思いが強く、4時間以上の手術にも耐え、術後2週目頃から車椅子、そして看護士さんの制止も聞かないで歩行器利用となった。入院期間中、4回ほど日帰りでの外出帰宅も試みた。

▼2ヶ月の入院の後、めでたく退院出来た。しかし残念ながら細かい事が自分で出来ない。自宅に戻して老夫婦二人での生活は大変難しい。母にそのつれあいの面倒を見るだけの体力が無いからである。多分このまま自宅に帰ってもらったら共倒れになる事だろう。見放すようだが私たちも始終ついているわけには行かない。

▼幸い近くの老人保健施設に入所で世話になる事になった。自宅に帰り母と二人きりになった時、ちょっと下の始末で失敗して悪戦苦闘し二人だけでの生活は難しい事を自らさとったようである

▼そんな中私の願いは次に帰宅した時に手を取ってゆっくり貸切風呂に一緒に入り、背中を流し、ひげを剃ってあげたいと思う。きらくやの貸切風呂はそんな利用にぴったり。それを所有している事を私は忙しさのあまり忘れていた。

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