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「三谷幸喜のありふれた生活」の向こうを張って「きらくや社長の月並みな生活」を初めました。2008年1月からきらくに思いつきで始めました。どうぞご笑覧下さい。

街こおりやま平成20年6月号その1

●連休明けの暇な時期をねらって友と二人で屋久島に行った。彼は磯釣り、私は日本百名山の一つ宮之浦岳登山とお互い勝手な旅。宿泊の場所は島の南部の温泉が数箇所ある平内に決めた。

●これが大当たりだった。一日2回の干潮時間にのみ湯壺が出現する平内海中温泉に行った。この日の干潮は午前4時、宿から車で3分、分かりやすく案内が出ている。駐車場から懐中電灯の明かりでタオルを持って階段を降り、ゴツゴツの岩だらけの海岸に向かって桟橋のように伸びた歩道を歩く。入口の箱に100円を入れる。下足を脱ぐように地面に指示が有る。もっとも先客の下足が置いてある。はだしになっておくに進み、平らな岩の上に着衣を丸めて置く。湯桶は飛ばないよう夏みかん程度の重石が入っている。重石をのけ湯桶を手に湯壺に進む。

●たらい位の大きさの上がり湯用の溜りが湯壺とつながってある。溜りから桶で湯を汲み、体の汚れを洗い流して入浴。湯壷は全部で4つ、熱い湯壷を中心に手前に二つ、海岸よりの低い位置に一つ。真ん中の湯壺は申し訳程度のよしずの屋根がある。先客は長崎から繰り返し来ると言う若い男性と地元のオッチャンだった。

●野趣溢れる、これが本物の温泉だなぁ、と感じる。電気も無い頃の昔の温泉とはみんなこうだったに違いない。海岸寄りの低い浴槽には湯が湧き出る場所が有りそこをさぐり当て、そこに座ると心地良い。世が更けあたりがだんだん明るくなってきた。地元の人が名前の書いた風呂桶に入浴道具一式を持って入れ替わりやってきた。岩の上のに腰を下ろし、上がり湯の溜まりからお湯を汲み巧みに体を洗い暖まって帰っていく。本当に生活に密着している。そして潮が満ちてきた。、低い湯壷にざぶんざぶんと海水が流れ込む。熱い位置に場所を変え頑張った。さらに湯船と海水と一体になるのを見計らって風呂を上がった。 続く↓

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