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「三谷幸喜のありふれた生活」の向こうを張って「きらくや社長の月並みな生活」を初めました。2008年1月からきらくに思いつきで始めました。どうぞご笑覧下さい。

きらくばなし「18号」==年配者に交通権の確保を==

▼車を運転出来る人は思いついた時自由に何処へも行ける。しかし、老化と共に運動反応が鈍くなり車の運転が不安になる。外出の体力は十分あるのに、運転を止めた時、自由に移動できるバス電車が整備されれいないので、自由に移動出来なくなる。

▼頼るべき移動手段は徒歩、タクシー、家族の車となる。私の母は80歳で運転免許を返上した。近くに有った食料品店は閉鎖した。仕方なく郊外のスーパーに行く時、病院に行く時、私や私の家内の世話になる。20年後の私はどうやって移動手段を確保しているだろう。

▼人は車と言う自由な移動手段を手に入れた時からバス電車と言う公共輸送機関を手放してしまった。本当は少し我慢してバスに乗らなければならないのに。

▼昔は郡山⇔熱海は1時間に2本はバスが走っていた。現在は全部で10本。前のバスが行った後は1時
間以上待たなければならない。そしてますますバスを利用しなくなり、悪循環におちいる。そして交通弱者は外出出来なくなる

▼フランスには交通権と言う権利が保障されている事を知った。交通機関を単体でとらえ、赤字だと言う決め付けをしない。もし水道、電気が赤字だからと止めたら生活が出来なくなる。移動手段も同じである。

▼車とガソリンにもっと多く税金を掛ける。そこから上がった税金を積極的にバス電車の補助金にする。そうすると、バス電車はよみがえる。年配者は家族の世話にならず、買物に医者通いに行ける。そして、健康な老後を過ごす。医療費も下がり、結局はバス電車につぎこんだ、税金も取り戻せるのである。
大沢のバス停

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コメント一覧

  1. YAS

    2008年8月4日

    はじめまして
    82歳で福島からフィリピンの田舎町へ移住を致しまして、早2年が経ち5月に無事84歳の誕生日を迎えることができました。

    私は日本で75歳のおりに、運転免許を返納いたしました。以後、バスなどを利用しておりましたが、確かに言われるとおり不便でしたので、だんだん利用しなくなったような気がします。もっと回数が多ければ利用も増える、というのはおっしゃるとおりだと思います。

    そういう点、こちらフィリピンでは、ここ田舎町でも、乗り物は多種多様有りまして、自家用車を利用しなくても、十分生活ができるようになっております。

    近距離の買い物は、12ペソ(約27円)のトライシケル、60キロ程度までなら15ペソ(約35円)から35ペソ(約80円)で利用できるジプニー(乗合自動車で20名が乗れます)があります。

    もちろんバスはエアコンバスから、安価なエアコン無しのバスまで各社走っておりまして、ほとんど待つことなく予算に応じて利用できます。

    ここからマニラまでは200キロありますが、昨今の石油の値上がりで、エアコンバス(高速バス)30%ばかり運賃が上がりまして、332ペソ(約763円)でリクライニングの高速バスが利用できます。

    貴ブログを拝見して、なるほどと思いました、確かにここではストレスなく移動手段を利用できます、私たちのような運転免許を返納した高齢者が気軽に、そしてストレスなく利用できる乗り物が日本にも必要なのかもしれませんね。

    私は冬季間の寒さと、一人きり(実際は病気気味の娘と二人でしたが)ということもありまして、思い切って温かいフィリピンへ移住しました。
    質素な年金生活ですが、毎日笑いが絶えない生活で、心身ともにすっかり元気を取り戻すことができました。

    現在、恥ずかしながらフィリピンから、老いぼれ爺さんの質素なフィリピン生活をブログ 「 南の国から 」 で発信しております。

    チャンスがありましたら、訪れていただければ幸いです。
    ありがとうございました。

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