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「三谷幸喜のありふれた生活」の向こうを張って「きらくや社長の月並みな生活」を初めました。2008年1月からきらくに思いつきで始めました。どうぞご笑覧下さい。

車の無い郡山市のイメージ

街こおりやま。平成20年11月号

●前号で「車は交通弱者の敵である!」公共輸送機関を疲弊させ、
運転免許を持たない者(中高校生未成年なども)はますます不便に
成ると書いた。国際免許を持たない旅行者として一番不便なのがア
メリカの田舎町の移動である。ホームステイ先から近所にはどこにも行けない。

●95年私はアメリカ、デンバーに行った時、偶然新交通システムの開通の1週間後であった。ちょっと見には車社会発達と共に消え去った路面電車の復活であった。しかしシステムの奥は深い。ヨーロッパのLRTと同じである。

●これを大郡山圏にイメージしてみる。JR磐越西線の線路を借り自前の電車を熱海を出発点として走らせる。さらに郊外の人達は最寄の駅まで徒歩自転車、車で乗り付ける。例えば石筵から熱海まで来て車を駐車して街内に向かうのである。喜久田、奥羽大辺りまでは数箇所停留所を設ける。JRには線路だけ借りる。これを上下分離方式オープンアクセスと言って高速道路のように通行料をJRに払う。列車のダイヤが増えても良いように途中駅と共に列車交換施設を新設する。

●郊外を高速で走ってきた電車は奥羽大学過ぎのあたりから路面に
入る。歩行者にも気を配り低速になる。停留所もバス停並にこまか
く止まる。

●熱海からの乗り入れ同様に福島空港経由須賀川、三春、本宮から郊外は高速で走って郡山に向かう。電車は中心市街地の外側(安積町、富久山、大槻)で道路に入り低速となる。湖南、三穂田方面は鉄道新設かな。

●路面電車のエリアは東北本線、逢瀬川、49号国道に囲まれたあたりかな。路面電車が網の目のように張り巡らされたエリアは原則、徒歩、電車、自転車利用。極力自家用車は乗らず(持たず)これら公共輸送機関に乗る事が肝要である、私がデンバーで見た新交通システムを郡山に置き換えるとこのようなイメージで、車無しで自由に歩きまわれたのであった。

●驚くべきはデンバーの場合企業の従業員は無料であった。元々沿線の企業が交通費を負担するのである。振り返って、熱海郡山間を例にとると、病院のバス、自動車学校ワゴン車、工業団地までの送迎バス。旅館のお客様、従業員送迎に個別に費やして居る交通費は馬鹿にならない。それを一つに集め、新交通システムの交通費に充てるのだ。

●なぜ、地下鉄、モノレールではなく路面電車なのか。一つはユニバーサルデザインの観点から。人が階段を登り下りする必要が無い。二つ目、穴を掘ったり高いところに上げたり建設費が掛からない。

●ドイツの環境都市フライブルクは中心市街地にトランジットモール(自家用車を制限し公共交通の利便化を図る)を設け、中心市街地の通行を活性化し、商店は復活した。フライブルクの人口は22万人(周辺を含め60万人)である事を考えると郡山に出来ない訳が無い。

●現在郡山中心市街地ではわざわざ駐車場を確保し車利用買い物客に無料駐車券を発行して便を図る。その費用を熱海、三春、本宮、須賀川からの電車利用客(交通弱者)に乗車券を配布する等の工夫があっても不思議で無い。

●人は車でなまけ者になった。歩いて5分のコンビニにも車で行く。私は熱海町内は徒歩又は自転車の移動である。

コメント一覧

  1. ちん電

    2008年11月9日

    路面電車は未来形の交通機関です。エコでバリアフリー、加えて誰もが親しみも持てる素晴らしい交通機関です。

  2. うんこ

    2008年11月10日

    エコとかw
    車or免許持ってない奴の僻みにしか聞こえん。
    うちの地元福井では18歳から95歳まで車持ってて当たり前。子供は送り迎えと自転車で移動。
    路面電車は無用の長物。商店街いらない。だってもう、駐車場作っても電車通しても行く人いないし。

  3. ろっきー

    2008年11月10日

    だいたい、クルマを運転する人は
    1、65歳過ぎると運動神経鈍くなる。
    2、70歳過ぎころに、交通事故を起こす。
    3、家族から車の運転を無理無理止められる。
    4、出て歩けなくイライラする。
    5、ボケが進み、引きこもる。
    6、寝たきり老人になる。
    7、不幸な晩年を送ってあの世に

    電車(公共輸送機関)があると
    1、年をとっても車に頼らずに自分で歩く
    2、病院にも自分で行く。
    3、いつまでも健康。ある日突然ころりと逝く。
    4、幸せな一生だったなぁ。

  4. 郡山交通改良会議 掲示板管理人

    2009年4月2日

    私は2年ほど前にフライブルクに住んでいました。車も自転車も持っていませんでしたが、何ら不便を感じませんでした。文化や地形などの違いはありますが、郡山に合ったシステムを作れると思います。
    車に限らず、便利なものが出てくるとそれを持たない人が今まで以上に不便になっていきますね。インターネットの高速回線、携帯電話・・・。
    多数派に入ることが楽に生きる術となっていますが、そればかり教えるのではなく、反対側にいる人のことを考える教育と行動が必要だと感じます。

  5. leo

    2009年4月6日

    私も管理人さんの提案に同意します。JR任せでは一歩も前進しないことは明らかなはずですが、前回の選挙で新駅設置を公約にしていた原現市長はどう考えて居るんでしょうね。他にもいろんな面で郡山の市政がこのままでいいのか考えてしまいます。新人候補に期待したいところですが、準備不足なのでしょうか、空き店舗取得などちょっと・・・という公約もあり、どうとらえるべきなのか迷ってしまいます(尤も取得案を提案したとしたところでまっとうな市議会ならば否決するでしょうから心配する必要は無いのかも知れませんが)。正直なところいまの停滞感を払拭したい気持ちが勝っています。

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