12月26日福島民報みんなの広場掲載、私の投稿より転載
著名な女流バイオリニストを客演に迎え郡山市内高校の管弦学部の音楽会が聴きに行った。
演奏の途中で観客の一人の写真撮影が気になったとかで演奏を二度中断し、時間を置いて初めから演奏しなおす、ハプニングがあった。
私は音楽会によく行くがだいたいアマチュアの音楽会ではマナーを知らない人が多い。これは音楽を聴きに行くというより出演者の友人知人家族が出演者の活躍を見るために行く事が多いからである。
マナーが悪いのは本人の自覚の問題だが、マナーを知らない人には主催者がマナーを教える義務があると思う。得てして演奏団体は自分たちが演奏に没頭するあまり、お見えになるお客様の事を忘れてしまう事が多い。
すばらしい音楽会とは良い演奏とそれを評価する聴衆とで作り上げるものである。その聴衆をより良き音楽理解者にさらに固定的音楽愛好者に年数を掛け地域全体で育成する必要がある。それには音楽会のたびに主催者は聴衆に正しい鑑賞マナーの啓発をお願いしたい。