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「三谷幸喜のありふれた生活」の向こうを張って「きらくや社長の月並みな生活」を初めました。2008年1月からきらくに思いつきで始めました。どうぞご笑覧下さい。

街こおりやま平成21年4月号

●三春交流館「まほらホール」の開館五周年記念コーロ・ミハルの演奏会に行きました。本年の街こおりやま大賞受賞の今泉一八氏指揮、岡野貴子さんピアノ伴奏に寄る、三春町を中心とした17人の女声合唱団です。

●コンサートゴーア(音楽会通い常連客)の楽しみは生演奏です。五感の中で一番情報が多いのは「視覚」である事を考えると音楽は聴くものでも音楽会はやっぱり見るものです。ステージはショウ的要素(見て頂くこと)は非常に大切です。今回女声合唱団という事も有り、お色直しあり、動きあり、と工夫されています。

●約20曲の歌を四部構成に分け、しっかりと起承転結で組み合わせ大きな一つの音楽の世界を作り出して居る事に非常に感心しました。それらはまさに古典的シンフォニーの4つの楽章にぴったりと当てはまるのです。

●個々の曲の仕上がりは速くリズミカルな曲は問題なしですが、高音域を小さく長く発声する時、難が生じます、この解決には技術を通り越して若い人材集めが必要です。数は力、団員、昔は30人以上居たそうですが、高音域をきれいに出す為にも若い団員獲得に練習同様のエネルギーを注げば解決すると感じました。街こおりやま大賞受賞時の今泉氏の「是非若い人、男の人が合唱に参加して欲しい」との切実な訴えがすごく理解できます。(女性は加齢と共に音域が下がって来るのです。)

●話は横道にそれます。合唱団の人集めに苦労する郡山市での現状を考えた時、郡山は本当に音楽都市なのか!小中高と器楽合唱を通し音楽をしていた人はどこに行ってしまうのだろう、との疑問が生じます。市の関係者は「小学校から高校まで全国でコンクールで金賞を取る市なんて無いよ!」と胸を張ります。確かに合唱音楽教育の頂点に立つ自治体であることは結果が示すとおりです。だとすると「合唱コンクール都市」が適していたのではないでしょうか?

●前号で「カルメンは楽しかった」と書きました。あれは私にとって音楽という渇きに飢えた砂漠での一杯の水でした。そのような市民は沢山居たはずです。しかしあれでも舞台装置付きの本物のオペラではないのです。

●東北だけでも街ぐるみでオペラを公演している団体は「弘前オペラ」「山形声楽研究会」「秋田オペラ協会」などがあります。器楽合唱だけでなく大道具小道具と何百人もの多くの音楽好き(楽譜は読めなくとも)市民が集結し2〜3年をかけ、招へいするプロのソリストと共に音楽する喜びを味わいつつ発表にこぎ着けるのです。全国にこんな街は沢山あります。
藤沢市民オペラ
NPO法人調布市民オペラ振興会
街こおりやまには書きませんでしたが

●ちょうど一年前郡山市は音楽都市宣言をしました。私の願いは全国から全国大会金賞受賞団体を招いて開催する 「全国合唱祭」の開催費用をそっくり郡山市民オペラの製作へ向けられないかなぁとの想いです。

●湯浅譲二氏、本名徹次氏はじめ国内外で活躍する郡山出身の音楽家、現在活動する団体、小中高大学、音楽教室の先生、昔の音楽愛好家、ありとあらゆる郡山市の持つ音楽エネルギー顕在化させ集中させるのです。参加者も観客も市民オペラを通して気持ちが一つまとまる。さらに大きな街づくり、町おこしにつながっる。それこそが本物の音楽都市郡山の誕生の道筋と考えるのですが。

きらくや

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