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「三谷幸喜のありふれた生活」の向こうを張って「きらくや社長の月並みな生活」を初めました。2008年1月からきらくに思いつきで始めました。どうぞご笑覧下さい。

冬の旅、高橋啓三、森島英子伴奏

冬の旅は1958年今から51年前中山悌一さんの独唱リサイタルで初めて聞いた。場所は当時開館したばかりの郡山市民会館、入場料80円であった。この日の高橋さんも森島さんも中山悌一さんのお弟子さんである。だからわたしはこの「ナマ」冬の旅をとても楽しみにしていました。

高橋先生の声は魔笛のザラストロでシッカリ耳にはいってますた。森島先生は先日のカルメンで岡部富士夫先生を厳しくレッスンされ、私には強烈な印象がありました。

私は今回の高橋先生の「冬の旅」を失恋した若者になりきっての独り芝居と私は勝手に解釈したのです。
だから暗そうな泣きそうな表情をしっかりと見させていただきました。かの有名な「菩提樹」では拍手が入る。これは田舎ならではのご愛嬌。くらーく沈んだ全編の中でパァーッと光がさす「春の夢」のメロディ、森島さんも一緒に口ずさんでいました。しかし、再び暗い世界へ。そしてリズミカルな郵便馬車。どうも私は全編どんよりと沈んだこの音楽。どうしても光さす部分に耳が行ってしまいます。

気になったのは演奏中に配布されたプログラム訳詩をめくるザワザワとした音。本当はあらかじめ勉強して音楽会に臨んで欲しいのだが。
帰ってからフッと気が付いたのですが、スクリーンを準備して歌に合せてに日本語訳詩を表示させて歌と訳詩をシンクロさせたらどうでしょうか?森島さんの旦那は有名な舞台芸術家ですからスマートな方法で。
蛇足ながら、ウィーン国立歌劇場には一席ずつオペラの歌詞用のプロンプターがありますが。
冬の旅 高橋啓三 森島英子

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