お電話でのお問い合わせ(8:30~21:30) TEL:024-984-2130

「三谷幸喜のありふれた生活」の向こうを張って「きらくや社長の月並みな生活」を初めました。2008年1月からきらくに思いつきで始めました。どうぞご笑覧下さい。

きらくばなし「25号」==バス電車乗る練習==

▼65才の私、両親も家内の両親もまだ元気で、床に伏せる事も無い。その生きざまは私と両親達の中間の年齢の読者の皆様には参考になると思い再び恥を忍んで書く

▼今回は私の義父の事。85才の誕生日と共に車の免許は更新しない筈だったが更新して車の運転を続けて居る。今度は車が動かなくなった時と先送りした。同居の息子も交通事故を起こされたら大変とハラハラして居るが本人は移動の足が無くなるからと一向に免許返上の気配はない。

▼しかし、本当に「移動の足」が無い訳ではない。郡山駅からバス停で6つ目、1時間に8本程度バスが来る。バス停からは徒歩3分。近くに大型スーパーも病院もある。止めようと思えば何時でも免許返上は出来るのだが。

▼私の義父、車が出始めの昭和25年頃から車を運転していた。どこに行くにも車。バス、電車に乗った事が無いのである。そのような人は移動をバス電車に切り替えられないのである。

▼切符の買い方が解らない。時刻表を調べるのが億劫。思い立った時、車のエンジンを掛ければ何処にでも行ける車での移動がこの上なく良いのである。

▼しかし、80代を過ぎると、今まで無事故だった人が、交通事故を起こしてそのショックで急に運転を止めると言う話はそんな珍しい事ではない。公共輸送機関に一切世話になった事が無い人が急に電車バスに切換えるのにはかなりの苦痛を伴うのを私は義父を見ていて感ずる

▼車を運転する人でも、普段から(特に一人の時は)バス電車の利用の練習を積んだら良いのになあと思う。しかも車の個室空間より色々な発見があるのになあ。
PDF版はこちらから元輝新報09年8月号をクリック

コメントを残す

※メールアドレスは公開されません

TOP