朝日新聞に数学者高木貞治没後50年に当たるが彼の業績は色あせぬと書いてあった。
おお、懐かしい私は高木貞治著『解析概論』を大切に持っている。言うなれば『解析概論』は数学者のバイブルであり、現在も売られ自然科学書では稀な50万部を超えるとその記事に書いてあった。
記事の中に4で割ると1余る素数の2乗は2つの数の2乗なる。(2つの複素数の積であらわせる)と書いてあった。
それらの素数の一番小さいものは5であり。
5×5=4×4+3×3=(4+3i)(4-3i)
同じく、13×13=12×12+5×5。となる。
そこで、ムクムクと好奇心が芽生える。もっと大きな「4で割ると1余る素数」の平方(2乗)を他の2つ数字の平方和で表して見たいと思った。
ではこれ以上大きな「4で割ると1余る素数」は?
17、29、37、41、53、61、73、89、97、と続く。
それらの数の2乗を二つの数の2乗の和で表すと。この解を筆算だけで見つけるのは結構大変だよ。
私はExcelを使って解決した。大きいほうだけ書く。
73×73=55×55+48×48
89×89=80×80+39×39
97×97=72×72+65×65となった。
今から40年も前、計算機が無い頃だったら計算するのが嫌になってしまっただろう。
最後まで読んで下さった人、会った時連絡下さい。