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「三谷幸喜のありふれた生活」の向こうを張って「きらくや社長の月並みな生活」を初めました。2008年1月からきらくに思いつきで始めました。どうぞご笑覧下さい。

街こおりやま平成22年5月号

マー君に彼女が出来た

●隣のオヤジ(マー君の前飼い主)が狂犬病予防注射の案内葉書を持って来た。この葉書でマー君の生年月日は平成18年8月1日とわかった。生まれて隣の家に来たころから知っていて、立派な成犬になって、もう 5年位過ぎたかと思ったが4才にもなって居なかった。

●名前の欄を見て目を丸くした。『マー君』なのである。それではちゃん付けで「マー君ちゃん」。でも君付けで「マー君くん」とはならない。だれも、アグネス・チャンちゃんと言っているのは聞いた事が無いから。

●私が小学5年生の時、原町は市制施行し原町市(現在は南相馬市)になった。「どうして町の時は原町マチで無かったのですか」と聞いたらカズオ先生は「英男は時々俺を困らせる目的でくだらない質問する」と怒った。

●犬のしつけの本をアマゾンの古本で30円で買った。その本には「犬は排便を済ませてから散歩に連れて行きましょう。それが愛犬家のたしなみです」と書いてある。しかし私を含めてどの程度の人がそのようにしているのだろう。だいたい私自身は歩き出すと腸が活発になりもよお
すのし、犬も同じだと思うのだが。それっきりそのしつけの本を読むのはやめた。

●マー君との散歩は三種のメニューが有る。メニューその1、自転車で犬ぞりのごとく引かせる。回周コースを2周20分約4km。引き始めは早く強く、急ぐあまり後ろ脚は前脚の横に来るほどである。おしまいのころは私がマー君を引く。散歩の犬達が多く立ち寄る「かおりのくさ
むら」でのおつとめ。位置決め前のソワソワがなんともかわいい。私のブツの回収方法はうすいの北海道物産展でビニール袋に手を入れて海産物をつかみ、袋を裏返しにする、あれと同じで有る。あたたかみが手に伝わる。

●メニューその2、一緒に歩いて町内観察。一人で散歩するとなにか挙動不審だったり、他旅館の入込調査みたいでいやらしいがマー君が一緒に歩くだけで自然である。しつけが良くて、大通りでは決してむぐさない。ケヤキのもりでおつとめ。

●メニューその3、誰も居ないところに車で連れて行き、おっぱなす。お互い自由に好きに歩く。こんな時、「ああ、しばらくおれも外国放浪旅行に行ってないなぁ」とフト思う。ところがある日マー君はどこかに行ってしまった。呼べど探せど見当たらない。あきらめて家に戻った
ら先に帰って居た。

●夜警さんが「シャチョー、朝がたマー君が鳴くので見に行くと犬が来てるんです」と言う。そういえばマー君のおしゃぶりが無くなってしまう。ある日早起きをして待ち構えた。来た!美犬である。マー君にチョイをかけては逃げる、を
繰り返すからマー君は鳴くのだ。見かねて一緒に彼女を追いかけてシャッターを切った一枚がこれである。
マー君 その彼女
●はっきり言って現在の景気は大変キツイ、苦労の連続だ。しかし、毎日朝夕にマー君を散歩に連れて歩く時、頭の中は空っぽになり、すっきりした気分になる。なにせ、与える愛に駆け引き無しですなおに応えてくれるのだ。

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