50周年をむかえる『合唱団、はもる・かい』が県内の合唱指揮者4人の先生をむかえて公開レッスンをした。作品は高田三郎の混声、女声、男声作品。
その中から「水のいのち」を指導した菅野正美先生の指示を書き並べる。実際の声を聞かないで活字にするとひとつも面白くないのだが。
『最近の日本語発音は母音の区別がつかなくなって来ている。新幹線の車内販売が「アベンドウにアチャ(お弁当にお茶)」と言っているでしょう』
『いつものアルトの声を出して下さい。(高い音域だからと)ソプラノの声にあこがれないで!』
『音符にプラ下がるのではなく、しっかり音符の上に立ちましょう』
『知的で澄んだ音を下さい』
『ここだけでもしっかり私の指揮を見ましょう(聞かせどころだから)私に恰好よくやらせて下さい。佐渡裕みたいに』
ひとつも声が出ない私、練習した気分になり、心地よく疲れました。
大人数の合唱はダイナミックレンジが大きく迫力が有りますね。コンサート本番が楽しみです。