今回の大震災で高速道路、東北本線といった補給路を断たれた。その中でガソリン不足を解消するためのルートとして比較的震災被害の少ない磐越西線が選ばれ、横浜根岸から高崎線、上越線、新潟ターミナル、磐越西線経由で郡山(日本オイルターミナル)に毎日タンク車20両計900トンを運ぶ。急な峠を越えるため、タンク車は10両に分割してDD51の重連で運行する。それらDD51は門司、吹田、稲沢(愛知)から集められた。
磐越西線の復旧整備も終わり本運転の初日が大震災から15日目の3月26日であった。その日はうっすら雪が積もった。私のきらくやは磐梯熱海駅近くにあり、情報を得て朝5時半からDD51重連タンク貨物列車の到着を待った。待てど暮らせど来ない。そのうち郡山からの一番列車は会津若松方面に向かった。
最悪のコンデションの中、タンク貨物列車は立ち往生し、会津若松からの救援補助機関車に後押ししてもらい、4時間近く遅れて郡山オイルターミナルに着いた。
何とその様子を撮ったビデオを見つけた。感激!。撮影者の許しを得て掲載する。