毎週水曜日開催する倫理法人会のモーニングセミナーは大震災の為、会場の都合も有り、三週間も中断である。そんな中、社団法人倫理研究所、丸山敏秋理事長を迎えての特別モーニングセミナーが開催された。なぜか高齢者の域に入った私はだらしなく涙がうるうる。
司会進行は相双地区からの川崎博祐氏(いまだに自らの身内に五人の死者行方不明者をかかえる)。会員スピーチは自宅を地震で損壊した岸本正之氏が避難所暮らし(何と二一世紀公園内の茶室)をしながらの体験報告をした。
丸山敏秋理事長は『東北地方太平洋沖地震に関する天皇陛下のおことば(ビデオ)(平成23年3月16日) 』をインターネットで見るようにすすめた。
この中に「何にも増して,この大災害を生き抜き,被災者としての自らを励ましつつ,これからの日々を生きようとしている人々の雄々しさに深く胸を打たれています」とのお言葉が出てきます。
この事は昭和天皇が敗戦の昭和二一年の歌会はじめでの御製
【降り積もる 深雪に耐えて 色変えぬ 松ぞ雄々しき 人もかくあれ】を意識したものであると推測できます。昭和天皇の御製は「日本国民よ!敗戦の焼け野原から雄々しく立ち上がろう」との呼び掛けですから、今上陛下の死を乗り越え壊滅的な被災地の皆様への呼びかけにもこの雄々しいに共通のものを感じます。
陛下は(首相は誰もたよりになりませんが)まさに日本人にとっての父であります。非常に勇気づけられます。私達日本国民は心を一つにまとめ希望を持って今回の事態にあたり(何年掛かるか判りませんが)単なる復旧では無く、それを上回る復興をめざそうでは有りませんか!
丸山理事長はあわただしく被災地石巻に旅立たれた。
take_fukushima
2011年4月5日
倫理のご様子のアップをありがとうございます。
私自身は、陛下が那須の御用邸のお風呂を開放したと
伺ったときに泣きそうになりました。
日本国を大きな目で見ていらっしゃる方は違うなあと。
日本国に生まれて良かったと思った出来事でした。