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「三谷幸喜のありふれた生活」の向こうを張って「きらくや社長の月並みな生活」を初めました。2008年1月からきらくに思いつきで始めました。どうぞご笑覧下さい。

NHK交響楽団郡山公演に行った。

レイ子さんとれい子さんを誘い、終わったら一緒にお茶しようと思ったが私は時間を勘違いしてしまった。日曜日なので通常の郡山の音楽会の開演は14時なのでそう思って文化センターに来たら誰も居ない。何と18時開演であった。夜はナイトフロント勤務とあって二人を誘っておきながら早々失礼した。済みません。

ところでオーケストラ音楽会に来る人はどんな楽しみ方をするのだろう。音楽は聞くモノだが音楽会は見るモノが私の信条である。
今日はウエーバーの序曲、サンサーンスVn協、チャイコフスキーの悲愴だったが
三つの出しものの楽器の数が微妙に変わって居たのをどの程度の人が知っていただろう。
弦楽器群だけでも
▼ウエーバー、1ヴァイオリン=12、2ヴァイオリン=12、ビオラ=10、チェロ=8、コンバス=6 計48人
▼サンサーンス1ヴァイオリン=10、2ヴァイオリン=10、ビオラ=8、チェロ=6、コンバス=4 計38人
▼チャイコフスキー、1ヴァイオリン=16、2ヴァイオリン=14、ビオラ=12、チェロ=10、コンバス=8 計 60人
さらに演奏中じーっと見ているとどの楽器から音が出ているか分かる。そしてそれぞれの楽器の音色を覚えて行くのである。
悲愴の第一楽章はコンバスの暗い和音にのってファゴットが暗い旋律を奏でる。
終楽章はチェロとコンバスだけとなり他の楽器はただ見守るのみ。そしておしまい。と言ったあんばい。決して楽典(音楽演奏のルール)など知らなくとも(知って居たらなお良いが)楽しめるのである。だから私は音楽会ではオケ全体を俯瞰的に見渡せる席を好むのだ。

良い演奏だ、悪い演奏だなんて個人の主観に属する話はもっと音楽を知っての上での事だと思う。

ところで今回悲愴の三楽章を終えて(終わったと勘違いして)結構拍手が有った。郡山市民の聴衆のレベルが知れてしまった。

先日クラウディオ・アバドの思い出演奏が放映された。モーツアルトのレクイエム。終わって、オケも聴衆もシーンとしたまま。20秒程度。沈黙も音楽のうち。指揮者が動いてやっと拍手。この聴衆は大人だなぁ、と思った。

皆さん、指揮者が「拍手しても良いですよ」と動いてから拍手しましょうよ。

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