きらくやになってから激闘奮闘1800日

きらくやに生まれ変わって5年。その4です。

第4回、料金を明確にすることがお客様信頼の条件。

  お客様が旅館を予約する時必ず聞く言葉が有る。 「一人幾らですか?」それで予約が決まって下されば良いが、 値段を聞いた挙句、電話はガチャリ。 お客様はシビァで多くの旅館を聞き当った上で財布に相談して旅館を決める、のである。

  再びお客様から電話が入る。同じ担当者が電話に出れば良いが、 大旅館ではそうは行かない。挙句の果てに違った料金を言ったりする。 そこにお客様の旅館不信が発生するのだ。

  旅館の言い分はこうだ。 「お客様に予定した客室は別のお客様に利用し無くなりました。 良い部屋を準備したので料金が高くなりました。」 もしくは「もっと良い食事を付けようと考えたからです。」

  料金を決める要素には食事と部屋、海側、山側、 サービスが違ってくれば料金も微妙に違ってくるのだ。 しかしお客様には言い訳にしか聞こえてこない。

  多くの旅館の場合、明確に料金が決まって無いからディスカウントしても 「どうせ、品数を減らすんだろう」と更なる不信が増す。 「きらくや」はどうか。 夕食別料金なので、人数、曜日、それだけで料金が明快に決まる。正規料金にぶれは無い。

  現在「きらくや」は年間3800人がインターネットからのお客様である。 これは単純な料金体系の成果である。