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きらくやになってから激闘奮闘1800日

きらくやに生まれ変わって5年。その8です。

第8回、結論!!旅館の生存領域はさまざま!(終了)

  当旅館は一泊朝食旅館だが立地が山の中の一軒屋旅館だら絶対成り立たない。 磐梯熱海という沢山の旅館がある温泉地だからこそ、 このような旅館が一軒位あっても良いだろうと言うことだ。 「銀座商店街」だからネクタイ専門店もやっていけるが田舎の商店街では専門店は成り立たない。

  私は磐梯熱海温泉旅館組合の役員もしているが口癖のように 「お互いに重ならないお客様を受けましょう」と各旅館の経営者に言い続けている。 つまり「自分の持ち場を作りましょう」A旅館は接待客が得意、 B旅館は会議客が得意と言う風に。 そして自分の得意分野を確立した旅館ほど忙しいし、自信を持って運営出来るのです。 例えばM荘は小さい事を逆手にとって10人くらいのグループに全館貸切をしています。

  当館はインターネットを見ての予約が多い為、若い人たちも多い。 夕食別と英文ホームページのお陰で外国人客も結構来ます。 外国人客は当旅館が開発した当館独自のお客様と言う気持ちは強いです。

  しかし、本当の持ち味は個人の年配客滞在客なのです。 「食べきれない夕食を残すのが勿体無い、好きなものを自由に頼める」 これが年配客の言い分です。 毎月泊まりに来て延べ宿泊日数が二百日を越した人がいらっしゃるのは我が意を得たりというべきか。