お電話でのお問い合わせ(8:30~21:30) TEL:024-984-2130

「三谷幸喜のありふれた生活」の向こうを張って「きらくや社長の月並みな生活」を初めました。2008年1月からきらくに思いつきで始めました。どうぞご笑覧下さい。

マリア幼稚園中退の私。

この頃私は野原の真ん中でマー君をおっぱなす。マー君は自由に走り回りやがて車の戸を開けると後部座席に戻り乗せて帰ってくる。

ところがある朝同じような事をする愛犬家に出くわした。その男性は私がマー君を放すその場所で大きい犬と小さい犬を放して車の周りに居た。始めにマー君にリードを付けたまま、その犬たちと対面させた、しっぽを振るからお互い大丈夫の(相性が合う)ように思えた。

でも運動量が足りないので仕方なく私はその車が見えなくなる場所まで来てマー君を放した。一段と低い位置でマー君からはその人の車と二匹の犬は見えなかった。

そうして少しづつ私たちが来た帰り道の方角に戻っていった。犬も車も見えないので安心したが、マー君は全力で帰り道に向かって走って行った。陰になっている場所に車と二匹の犬が居たのだ。私は車で追いかけた。

飼い主がおとなしいと言っていたマー君の倍はある大きい犬にマー君は襲われて居た。飼い主は小さいほうの犬のリードを持っているのでオタオタしていた。マー君は逃げながら尻を噛まれ、今まで聞いたことがない悲鳴を上げた。気が付いたら私はマー君にかばうように覆いかぶさった。大きい犬は離れて行ったのでマー君の首輪をつかみ車に入れて家に帰ってきた。

しばらくしてなぜか私は誰にも言った事がない幼稚園に行き損ねた事を思い出した。私は小さい時、柳町と言うところに住んでいた。ガスタンクの脇を通り、裏道から虎丸のマリア幼稚園に通園するのだった。ある朝、いじめっ子に会った、チョット凄まれただけだった筈だが怖くて両親に言えなかった。そしてマリア幼稚園は中退してしまった。

芳山小学校に入り3年の時そのいじめっ子と同じクラスになった。あれから3年が経っていたのだ。向こうは知らないだろう。私もわだかまりはとっくに無くなって居た。それにしてもマー君の悲鳴からどうして65年も前の事を思い出すんだろう。そのいじめっ子の名前は安藤平二と言う。

コメントを残す

※メールアドレスは公開されません

TOP