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「三谷幸喜のありふれた生活」の向こうを張って「きらくや社長の月並みな生活」を初めました。2008年1月からきらくに思いつきで始めました。どうぞご笑覧下さい。

街こおりやま平成20年2月号その2

『街こおりやま』2月号その1の続き
==以下==
翌朝、初めて散歩に連れ歩く。ピタッと脇に寄り添い、頭がよさそう。そろそろ犬の名前決めなければ・・・。どうせなら普段呼び捨て出来ない名前が良いなぁ。「ゼンベェ、残飯食べてみろ」「アサジ、クソしろ」なんて小声で言いながら歩く。

昼、熱海駅に向かった。ワンワンと「連れて行って!」鳴く声が駅まで聞こえる。あわてて戻り、犬をなだめて見えない所から再び駅に向かった。

次の日から私のランニングにつき合わせる事にした。朝真っ暗なうちに迎えに行く。早く散歩に行きたいとウサギの様にぴょんぴょん跳ね上がって喜ぶ。そして走ったり、歩いたり、リード(紐)を長くしたり短くしたり。町外れの田んぼ道を歩く頃、空が白々と明る
くなる。名前を「ムサシ」とした。ランニングをするとなぜか私もムサシと同時に「大」をもよおしてくる。戻ってくるとムサシは水をガブカブ飲む。私も適度な疲れ。温泉で汗を流す事が出来るのは旅館のオヤジの特権である。

新しい楽しみを見つけた!。どうしても習慣化しなかった寒い冬の早朝ランニングがこの一匹の犬のおかげでそれ以来毎日続いて居るのだ。

ムサシが家に来て2週間。犬を探して3人尋ねて来た。結構、世間には犬を探している人が多いのだ。飼い主が来なかったら動物病院に連れて行き予防注射をして本当に飼うとしよう。しかし、情が移る前に早く飼い主が来てくれると良いのだが・・・。

この原稿は街こおりやま新年号に掲載されております。

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