2009年5月23日に朝河貫一博士顕彰協会、総会が開催されその後古川清(外交官=元東宮大夫)による講演が行われた。「『日本の禍機』の今日的意義」というもの。
『日本の禍機』は朝河貫一が1909年に書下ろした。身の丈を超えた日本外交の思い上がりを戒めた名著で、すでにこの時点で日本にとって必要なのは日米関係、日中関係であると言い切っているのである。100年後今も十分通用する、外交官必読の書と言われる。100年前の硬い文体の為文字通り浅学非才の私ごときには歯が立たない。
判りやすく解説した、古川清氏の講演を是非聞いていただきたい。
芳賀 望實
2009年7月29日
古川先輩とは東京桑野会で何回かお話をさせていただきました。改めてこの講演録音を聴き朝河先生の素晴らしさを知りました。このような先輩が母校に学んでいたことを誇りに思っております。
村田さんのこのボイス配信メールを感謝しております。
「日本の過機」を読もうとして本屋を探しましたが、残念ながら手に入りませんでした。もしご紹介いただけるならお願いします。
芳賀 望實