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「三谷幸喜のありふれた生活」の向こうを張って「きらくや社長の月並みな生活」を初めました。2008年1月からきらくに思いつきで始めました。どうぞご笑覧下さい。

街こおりやま平成20年3月号その2

街こおりやま』3月号その1の続き
==以下==
●初めの頃、野良の習性で部屋の隅に居て警戒して餌に手を出さない。視線を外すと餌のそばに来て食べる、よっぽど空腹だったと見えて餌は「ニャグニャグ」と歓喜の声を出しながら食べた。そんな行動が一週間は続いた。そして抱っこでゴロゴロまでは2週間、一緒に寝るまで2ヶ月掛かった。

●半年もしないうちに息子がグジョ濡れのトラ模様の捨て猫を拾ってきた。こちらはとても人なつこい明らかに人様の中で生まれたと判る。ペキと名付けた。まだ赤ん坊で一回り大きい子猫のパフの腹から乳首を見つけて、しゃぶりつき、パフの乳首ははれ上がった。

● パフは牡、ペキは雌だが2匹を同時に育てる事で、性格そだちが比較されてとても面白い。パフはノラ育ちで人見知り激しい。ペキは飼い猫育ち誰をも気にしない。パフは魚好き、ペキは鶏肉好き。パフは要求多く良く鳴く。頭の良いペキはパフの要求で出した食事もすぐ有り付き、替えたトイレも先に使った。

●2年ほどして私たち家族は市内の集合住宅に移り住んだ。当然猫たちも一緒に引っ越す。引越し間もないある日バルコニーの隙間からパフは野良に出かけた。私たちの心配をよそに10分後パフは開きサンマを一匹くわえて戻ってきた。同じ階のどこかの夕食のオカズだろう。

●パフはバルコニーの幅5cm程の欄干を平均台よろしく悠然と歩く。私は落ちなければ良いがと冷や汗で見ていた。しかし、ある日いくら探してもパフは居ない。マンションの5階から転落したのだった。
(次号に続く。楽しみに

この原稿は街こおりやま2008年3月号に掲載されております。

写真はミルキーとミュウ
パフとミュウ

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